
アカデミー賞作品賞 受賞作
追記:Thursday, April 10, 2008
アカデミー賞作品賞全作を、観ようと思っていますが
次の2作品(カヴァルケード トム・ジョーンズの華麗な冒険)が残っております。
映画産業は1955年をピークに衰退してゆき、
1970年以降のアカデミー作品賞は感動 = 作品賞 とは、まったく思えない作品ばかりが登場
特に2000年以降は、ほとんど なぜこの作品が作品賞? と思われるものばかりです。
ネタばれご無礼!
2000年代
06年 ディパーテッド =>2006年作品賞で思ったこと
「死者」 という意味。同僚も恋人も、すべて裏切る切ない世の中
05年 クラッシュ
なぜこれが作品賞かまったくわからない。
04年・ ミリオンダラー・ベイビー
安楽死のテーマにした映画で初受賞 最後は後味悪い 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同じ
03年・ ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
この手映画、理屈に抜きに少年に戻れる。
02年・ シカゴ
なぜ この作品が受賞したか謎。
01年・ ビューティフル・マインド
守護霊が見えるのでは
00年・ グラディエーター
残酷しか記憶にない。
1900年代
私の選ぶ作品賞受賞作品
カサブランカ サウンド・オブ・ミュージック オール・ザ・キングスメン 真夜中のカーボーイ
スティング アメリカン・ビューティー
1920年代
第一回受賞 27年 つばさ
お!無声映画(サイレント)だ。作品はよくできている。
1927年に製作され、1929年にアカデミー賞作品賞受賞。
第一次世界大戦を描いた映画。空中戦シーンは最初の映画のようだが
この時代の映画としてはスケールも大きく迫力もあり、よくできている。
あの有名な「クララボー」が出ている。
クララボーって美人ではないが、お茶目。
ゲーリークーパーが5分程度出演している、自分は見つけられなかった。
製作された1927年(昭和2年)は、
リンドバークの初の有人飛行大西洋横断。
上野から浅草まで初めての地下鉄開通。そんな時代。
その当時の日本人がこの映画を見て、アメリカと戦争しようと思えるだろうか?
それほどパワーを持ったアメリカを感じさせる。
愛車や自分の乗る飛行機に「流星号」を名乗る。
ここから来ているのか(??)ジェッターさん。
映画の心底に潜んでいるのは反戦。それとなく訴えている作品。
28年 ブロードウェイ・メロディー
サイレンス映画の名残が残る。次のシーンに移る時に案内板が表示される。
顔のアップがいかにもサイレンス映画そのもの。
29年 西部戦線異状なし
反戦映画の大傑作。もうこの時代でこんな作品が作れるのは驚きだ。是非見て欲しい。
1930年代
30〜31年 シマロン
白黒の西部劇映画。最初の土地争奪レースは大迫力。
シマロンとはスペイン語で「無法者」という意味。
6週間で一万人に人口増えた町、オクラホマ。
なんでも自由競争で土地を獲得できる自由の国アメリカ。しかし治安は乱れ、常に鉄砲が必要。
ここから悩めるアメリカのガン社会ができたのであろう。
31〜32年 グランド・ホテル
大傑作 ホテルは様々な人生が交錯する場所のひとつで、そこで起きる事件を巧みにからませて
人間模様をみる。この作品の作劇法がいつからか、
こうした分野の映画を総称してグランド・ホテル・スタイルと呼ばれるようになった。
「有頂天ホテル」はその良い例で、ホテルの映画はドラマにしやすい。
32〜33年 カヴァルケード
未見。
34年 或る夜の出来事
アカデミー賞主要5部門独占の記録を保持している恋愛コメディの古典。
監督 フランク・キャプラ
主演 クローデット・コルベール クラーク・ゲーブル
主要5部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞)
を獲得するのは用意ではない。
アカデミー賞では主要5部門でノミネートされ、
5部門とも受賞した(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞)。
ちなみにこの5部門(脚色賞は脚本賞でもいい)を全て制することは、
1975年の『カッコーの巣の上で』が成し遂げるまで出ないほどの大記録であった。
主要5部門を受賞した作品は、
この映画を含めて『カッコーの巣の上で』(75)と『羊たちの沈黙』(90)の3作品のみ。
フランク・キャプラの作品は好きだ。
スバジン(すばらしき哉、人生!)は最高。
この作品はいまいち。
どうしてそう思ったかと考えているうちに、はっと気づいたことがある。
それは、この作品に似た作品を観すぎていることに気づいたことだ。
映画を新しいものから古いものへ見ていて、こんな感じになるとは。
この作品をリアルタイムに鑑賞された方は「びっくり仰天の作品なんだろう」
それは衝撃的で、以後の監督さんに多大なる影響を与えたようだ。
この作品がラブコメの教科書となったのもうなづく。
この作品でまず「ローマの休日」を思い浮かべた。
ほとんどこの映画のパクリに近い。
あらすじは「ローマの休日」と、ほとんど同じ流れ、
大富豪の娘の逃避行を記事にしようとする新聞記者との恋愛物語。
○その他、影響を受けたと思う作品を挙げてみます。
結婚式直前のドタキャン 「卒業」
バスの中でのエピソード 「真夜中のカーボーイ」
女性をかかえて川を渡る 「帰らざる河」
他にあると思いますが、なかなか出てきません。
とりあえず思い出した時に追加ということで。
○作品以外での影響
アメリカの男性に影響
ゲーブルのワイシャツの下にシャツを着ない、素肌のまま。
その他影響あったかも
ドーナッツは、ちぎって、コーヒーに浸して食べる。
ヒッチハイクの方法 女性は脚を見せる。
35年 戦艦バウンティ号の叛乱
白黒映画であるが、スケールのある船上でのセットは圧巻
1962年作品マーロンブランドの「戦艦バウンティ」と比較して、あまりストーリーに大差がないように思えた。
『戦艦バウンティ号の叛乱』(1935年) クラークゲーブル主演
『戦艦バウンティ』(1962年) マーロンブランド主演
『バウンティ/愛と反乱の航海』(1984年) メル・ギブソン主演
36年 巨星ジーグフェルド
あまりに素晴らしい作品なので何度も拍手してしまった。
ディズニー好きな人にはお薦めの作品です。
タイトルからの印象は宇宙人がでてきそうな物語かなぁと思ったが、
驚きの豪華なショーの連続で、アメリカのバブル絶頂期の時代を描いた作品。
巨星と呼ばれただけ、稀にみる偉大な才能のあるジークフェルドは
最初は見世物小屋の支配人、客を呼ぶためにはどうしらたいいか
常に考えていた。そして彼の夢は映画を作ること。
彼はニューヨークに行き、ブロードウェイで画期的な舞台芸術でヒットを連発する。
彼の舞台はひとときも飽きさせない、
これでもか、これでもかと数多くの超豪華なショウーが登場してくる。
お金は銀行からの借金だが
破産など考えないで、ありったけの金を使って美の追求をしようとした。
そのショーの素晴らしさに、おもわず何度も拍手してしまった。
しかしこの舞台は、もう二度とできないほど豪華だ。
ディズニーのやり方はこれをマネたのだなぁと思った。
はったりがうまく、なんとか修羅場を乗り切る。
しかしバブルがはじけ、2度目の破産をしてしまう。
ジークフェルドはフェミニスト
常に女性には高価な花をプレゼントする。妻には毎日。
そして妻の誕生日には莫大な数々の宝石毛皮その他のプレゼント
一晩で女性のために1万ドル(1930年当時)を使う男と言われた。
非常な浪費家で、破産もしている。
37年 ゾラの生涯
フランス作家エミールゾラの伝記。トーマスモアと同じように権力に屈せず真実を貫いた。
画家セザンヌとは売れない頃から住居を共にした親友で、ナナという作品を出し成功する。
その本の表紙はセザンヌが書いている。
成功して肥ってしまったゾラに、セザンヌは「芸術家は貧しくあるべきだ」と言い残してパリを去る。
陸軍の横暴に屈せずに戦う。フランス人でさえも権力に負ける人がほとんどであることに驚いた。
真実は前進する、誰も止めることは出来ない。
38年 我が家の楽園
キャプラの大名作、スバジン( 素晴らしき哉、人生!) は、この作品から始まっていることを発見。
大事なのは仕事ではなくて友人。
監督フランクキャプラの訴える「人のあり方」
この作品にも溢れている。
ハーモニカが重要な小道具となっている。
しかし現実には好きな仕事だけして暮らせる、ということはありえない話しだと思う。
39年 風と共に去りぬ
お金かかっている。名作だがこの主人公よりもう一人の好対照の女性を
どうしても私は好きになる。女性は主人公を好きな方が多いようだ。
私にとって、このいやな女性を演じるのにビビアンは適役。
1940年代
40年・ レベッカ
ヒッチコック作品なので、どんどん主人公を心理的に追い込んでゆく。
「嵐が丘」に似た風景。
41年・ わが谷は緑なりき
ファミリー映画。アイルランドが舞台にした炭坑夫一家のお話
ジョンフォード監督って西部劇だけでなく、こんなヒューマン映画もえがける。
42年・ ミニヴァー夫人
『ローマの休日』のウィリアム・ワイラーが監督した、アカデミー賞作品賞、
他主演女優賞、監督賞、助演女優賞など5部門を受賞した反戦ドラマ。
この題名はグリア・ガーソンでなくて死んだもうひとりのミニバー夫人(若妻)の方を、さすのではないか。
戦闘を描かず、たんたんに被害をうける家族側から反戦を訴える。
神父のセリフから
戦争は兵士だけのものでなくて、みんなにかかわるものだ
43年・ カサブランカ
ラブストーリーの最高傑作
便箋のお別れの文字が雨でぬれていく表現が非常に印象的。
古い日本人のあこがれ「ボギー」がいる。
44年・ 我が道を往く
下町の教会の再建。ヒューマン映画
45年・ 失われた週末
アルコール依存症に悩む話し
病気の初期には小動物が現れる幻覚症状となる。
監督はビリー・ワイルダーだが映画の雰囲気は
ヒッチコックタッチで「白い恐怖」を思わせる。
アルコール依存症の映画は他に「酒とバラの日々」という傑作がある。
46年・ 我等の生涯の最良の年
復員兵の3人の重層的ドラマ。
1名だけでなく3名の話しを織り交ぜて飽きさせないようにする、
グランドホテル形式の応用だと思う。
47年・ 紳士協定
監督賞、助演女優賞(セレステ・ホルム) も受賞
グレゴリーペックがいい男過ぎる。本当に稀に見る好感男優。
ロバートレッドフォードとの違いを研究中。
女優ドロシー・マグァイアは睫毛などのメークアップがいまいち、
グレースケリー風だが残念。
助演女優賞のセレステ・ホルムがあまりに美しすぎる。
なぜセレステが求婚するのにドロシーとよりを戻すのか?
私はセレステを選ぶ。
差別を体験するためにユダヤ人のふりをしてみて体感するドラマ
監督、エリア・カザン、この作品を監督してハリウッドから追われることになる。
好きな監督だけにいっぱい作品を作って欲しかった。
無関心が一番いけないこと。国家を堕落させる。
紳士協定の意味
☆「紳士協定」とは反ユダヤ主義を黙認すること。
以下、言いたいことを見事に表現されている他の方の
コメントを引用させて下さい。
いっけん差別しないかのような自分の婚約者も含めた人たちの「消極的差別」、
つまり黙認しつつ、他の場では差別に反対するが、
いざ、その場になると黙ってしまう。
「差別に反対するという事は行動することだ。
行動が伴わない反対は反対ではないそして、
最大の問題は本人がそれに気がついていないという事だ」。
このことはユダヤ問題だけにはとどまらない普遍的な問題だ。
自分がわかっていないということが判っていない、
自分が知らないということがわかっていない、
それが問題なのだということを教えてくれる。
48年・ ハムレット
ハムレットの映画は
以前に見たと思うが、どの作品か覚えていない。
アカデミー作品賞受賞のハムレットは
白黒映画でローレンスオリビエが主演監督
ローレンスオリビエのハムレットは
あまりにも老けすぎている。(その当時40歳代)
しかし彼がいかにシェイクスピア作品を愛しているかが
伝わってくる。
舞台劇を念頭においた映画で、
場面は、ほとんど城の中と城の見張台のみ。
1948年度のアカデミー作品賞、主演男優賞、美術監督賞、美術装置賞、衣装デザイン賞
並びにヴェネチア国際映画祭グランプリ、女優賞、撮影賞、イタリア批評家賞を受賞。
その他、ローレンス・オリヴィエはゴールデン・グローブ賞や
ニューヨーク批評家協会賞なども受賞している。
ハムレットの物語は
サクソ グラマチクス作のデンマークの武勇伝『アムレス』をシェイクスピアがアレンジ。
アムレスは実在の王子。
叔父である国王を殺害するまでは、
ほとんど「ハムレット物語」と同じだが、
アムレスは死なないでその後国王となる。
49年・ オール・ザ・キングスメン
解説(他から引用)
『オール・ザ・キングスメン』(All The King's
Men) は、
ロバート・ロッセン製作・監督・脚本の1949年制作のアメリカ映画。
ロバート・ペン・ウォーレンの小説「すべて王の臣」(白水社)の映画化で、
第21回アカデミー賞で、作品賞・主演男優賞・助演女優賞の3部門を獲得した。
2006年にショーン・ペン主演でリメイクされている。
政界浄化を唱え知事選にうって出たが、二度の落選で理想主義を地にまみれさせ、俗物に堕ちて行く様を、
初めは彼に共感し取材を始めた記者(J・アイアランド)の視点から描く。
やがて、汚い手口で知事になったスターク(ブロデリック・クロフォード)は、彼に反対する人達を力で封じ込める独裁者になっていた。
大変な愛妻家でもあった彼だが、やがて愛人もできて妻を裏切る様になる…。
テーマは、この映画の以下のセリフが物語る。
悪から善が生まれる。
卵は割らなければオムレツは作れない。
誰でも過ち(悪)を犯す、その償いのために善を行う。
この映画を見て、トラボルタ主演の「パーフェクト・カップル」を連想した。
1950年代
淀長さんの影響で映画が好きになり、50年代などの古い作品は見たものが多い。
50年代作品賞で小生のお薦めは
「マーティ」、次は「イヴの総て」。
50年・ イヴの総て
演劇界の裏側での人間模様を辛辣に描いていましたね。これは傑作だと思う。
51年・ 巴里のアメリカ人
見たけど印象にない。ミュージカル
52年・ 地上最大のショウ
見たけど印象にない。サーカス映画
53年・ 地上より永遠に
見たけど印象は少ない。アメリカ軍隊生活内部の苛酷な階級制度
歌手のフランク・シナトラが演技するのに驚いた。
54年・ 波止場
監督エリアカザン 白黒映画
暴力だけが印象にある男の世界。港湾労働者の映画で2度映画化をしぶったコロンビアを説得した。
スピーゲルは撮影クルーのコストなど可能な限りの経費を削減して、
ブランドのギャラ10万ドルとカザンのギャラ10万ドルを含めて、わずか88万ドルという低予算で完成させた。
映画に携わっただれもがこの映画はヒットしないと考えていたが、公開されると批評家からは絶賛され、
観客からも絶大な支持を集めて制作費の10倍以上の960万ドルを稼ぎ出す大ヒットを記録。
アカデミー賞では10部門で12のノミネート
(助演男優賞にはリー・J・コッブ、カール・マルデン、ロッド・スタイガーの3名もノミネート)を受け、
作品賞、主演男優賞(ブランド)、助演女優賞(セイント)、監督賞、オリジナル脚本賞、白黒撮影賞、
白黒美術監督・装置賞、編集賞の8部門を受賞。
55年・ マーティ
ホームドラマの傑作。自分のルックスに自信の無い30代の主人公が恋愛に踏み出す。
「サイドウェイ」に似た作品。地味な恋愛、実に渋いけど、いい映画だよ。
アカデミー主演男優賞は、美男のスターが獲るというのが当たり前だったが、
お世辞にも美男とは云えない顔と体型の悪役専門のアーネスト・ボーグナインが受賞した。
56年・ 八十日間世界一周
ワイドスクリーン撮影の試み。ビクター・ヤングのテーマ曲"Around
the World"は超有名。
世界のスターがほんのちょい役でところどころに出演している最初の作品だと言われていて
このようなちょい役で出演することをこの作品以来「カメオ出演」というようになった。
世界の各都市をロケした。大作。
57年・ 戦場にかける橋
日本軍登場 お金がかかっている。名曲「クワイ河マーチ」
「戦場のメリークリスマス」を思い出す。
58年・ 恋の手ほどき
ミュージカル。題名がよくない、原題「ジジ」がいい。
魔女の宅急便の猫の名前はここからきたのでしょうか?誰か教えてください。
婦人の浮気は恋の都パリでは良くあることだ。相手はテニスか又はスケートの教師。
そんな時に旦那はどうすべきか? それをパリジャン(老紳士)が教えてくれる。
まず密会現場に踏み込み、女性を驚かせて、女性に「さよなら」と言って黙って立ち去ることだ。
その後の話しは、もうひとつの「マイ・フェア・レディ」と言って良い作品では?。
画面をストップさせるシーンは画期的だ。
59年・ ベン・ハー
戦闘シーンの迫力に驚嘆。当時54億円という巨費を投じ、構想10年、製作期間6年半の歳月を掛けて製作された
一大スペクタクル巨編。キリストの一生がベン・ハーの波乱の半生と平行して描かれています。
そしてキリストの存在がドラマに大きく関わってくるのです。
アカデミー賞は、作品、監督、主演男優(チャールトン・ヘストン)、助演男優(ヒュー・グリフィス)、
撮影、美術監督、衣裳デザイン、劇音楽、音響、編集、特殊効果と11部門に及び、
過去最多受賞となりました。
この大記録は『タイタニック』(1997年)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)がタイ記録。
1960年代
1960年代の受賞作品は「オリバー」「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
以外は全部傑作というか個人的にお薦めの映画ばかりです。
この頃の作品が映画で、最近のは別物のような気がします。
うまく言えないけど。
1960年代受賞作品
60年・ アパートの鍵貸します
いい映画。サラリーマンの悲哀をえがく。
以後、この手の作品が日本のTVドラマで多数作られるようになった。3回見ている。
61年・ ウエスト・サイド物語
「サウンド・オブ・ミュージック」とこれはミュージカル最高傑作。
ロミオとジュリエットの作品をニューヨークに舞台を移したもの。
この作品がスゴイのでジョージ・チャキリスはとうとう、
そのイメージから脱皮できず一発屋となってしまった。
学校でこの映画の物真似が流行ったのを覚えている。4回見ている。
62年・ アラビアのロレンス
広大なアラビアでの映画で初受賞。2回見ている。
砂漠とアラブ人の考えをちょっとだけ理解。
あなたを砂漠に引きつけているのは何です?」と聞かれたロレンスの答え。「清潔だからだ。」
ロレンスの「アラブ民族の自由と独立」という願いは叶えられることはなかった。
現在も変わらないアラブ人の部族間の対立。
63年・ トム・ジョーンズの華麗な冒険
残念ながらTUTAYAでは取り扱っていないので、未だ見ていない。
64年・ マイ・フェア・レディ
ジュリー・アンドリュース主演でブロードウェイで大ヒットを飛ばしていた直後の映画化だから、誰もがジュリーが主演すると考えていた。
正式にヘップバーンでやることになってからも「ジュリー哀惜の声」はやまず、この作品はアカデミー作品賞、主演男優賞、監督賞など9部門を獲得しているのに、
ヘップバーンは主演女優賞にノミネートもされなかった。
歌の部分はすべて吹き替えだったので、ミュージカル映画主演女優として資格に劣るということらしいが、
その年に主演女優賞を取ったのは、なんと「マイ・フェア・レディ」に出れないおかげで「メリー・ポピンズ」役をもらえたジュリー・アンドリュース。
そのためか?ヘップバーンは「ムーンリバー」で主題曲を自分で歌っているが彼女の歌うものはレコード化していない。
良い声をしているし、ムーンリバーはヘップバーンで聞きたいと思うのに。
彼女は歌はダメだと勝手に思ってしまったのだろうか? 非常に残念なことだ。2回見た。
65年・ サウンド・オブ・ミュージック
ミュージカル最高傑作だけでなく、反戦、子育てなどを考えさせる映画。
10回以上は見た。 部室に、この作品のポスターが飾れていたのを覚えている。
マイ・フェア・レディで役を落とされたジュリー・アンドリュースのリベンジ作品だろう。
66年・ わが命つきるとも
ヘンリー8世、クロムウェルに殺されたトーマスモアの物語。ガリレオみたいな男。
いつも思うがイギリス国王って品がないねぇ。
オーソンウエルズの枢機卿やクロムウェルなど実際の人物に似ていると思う。
67 ・ 夜の大捜査線
黒人刑事もので初受賞。以後この手の黒人刑事映画が受ける。2回見た。
68 ・ オリバー!
キャロル・リード監督。イギリスの新救貧法に対する批判。
逸材のマークレスター(71年の「小さな恋のメロディ」でブレーク)
もう二度とこんな美麗な子役は出ないだろう。ミュージカルは音楽次第なのだが曲がイマイチ。
階段が壊れていったり、釣りさがって死ぬ場面など。非常にセットだけは凝っていた。
これまでのオリバーの映画(約20年周期でリーメーク)
オリバー・ツイスト(1922年) - フランク・ロイド監督。
オリヴァ・ツイスト(1948年)- デイヴィッド・リーン監督。
オリバー! (1968年)-アカデミー賞で6部門受賞。キャロル・リード監督。
オリバー ニューヨーク子猫ものがたり(1988年)
- ディズニー制作の長編アニメーション。主人公を猫に置き換える。
オリバー・ツイスト(2005年) - ロマン・ポランスキー監督。
69年・ 真夜中のカーボーイ
アダルト映画で初受賞。個人的に60年代での最高傑作。
アメリカンニューシネマと言われた。
高校生の時に初めて見てそれ以来10回以上は見ている。
孤独について悟った。
1970年代
70年・ パットン大戦車軍団
アメリカ人の無鉄砲で荒削りだがガッツさがスゴイ。
71年・ フレンチ・コネクション
走るね。ポパイとあだ名されるだけある。
72年・ ゴッドファーザー
「バラキ」に似た映画だが、印象深い。
73年・ スティング
70年代作品の最高傑作。この作品のパート2も見たがストーリーは面白かったので
同じ俳優陣でやってほしかった。
74年・ ゴッドファーザー PART II
哀愁をおびる。ランスキーをモデルにした映画のようだ
映画「ランスキー」を見て比較すると面白い。
75年・ カッコーの巣の上で
何がカッコーなのか、考えてしまったのを覚えている。
名作「まぼろしの市街戦」を見ると精神病院もの映画はパーフェクトか?
76年・ ロッキー
この手の映画は個人的に好まない。
77年・ アニー・ホール
映画の進み具合がゴダール風。
78年・ ディア・ハンター
反戦映画。その後この手のベトナム後遺症の映画が増えた。
ロシアン・ルーレットで狂っていくデニーロの演技はスゴイ。
79年・ クレイマー、クレイマー
旦那さんが家事や家族のめんどうをみる映画で、その後この手の映画が増えた。
1980年代
80年 普通の人々 家族間のわだかまり。家族崩壊。「エデンの東」の続編のようなもの。
81年 炎のランナー
その日は安息日だからその日は試合に出場しない陸上選手。国や競技、メダルよりも宗教を守る。
1924年パリの大会?オリンピックを題材にしたドラマ。ユダヤ人問題。
かってイギリス陸上界に栄光の時代があった。
82年 ガンジー
インドもので初受賞。あまりにガンジーそっくりで驚いた。
そっくりの男優がみつかるまで20年待ったそうだ?
「自分の子供が回教徒に殺された。だから自分も回教徒の子供を殺した」と告白する。
それに対するガンジーの言葉!「地獄から抜け出る道が一つだけある。子供を拾ってきて育てなさい。」
「ただし回教徒の子供だよ 。」
83年 愛と追憶の日々
母と娘の関係はうらやましい。父と娘では新たな自分の恋人の話などできない。
84年 アマデウス
モーツァルトの死の原因の一説。天才って何か?考えさせる。
なぜか野球のイチローとかぶる。
85年 愛と哀しみの果て
アフリカの大地に魅せられてコーヒー園を経営する1人の女性の恋と仕事の波乱の半生を描く。
音楽はジョン・バリー。なぜかアフリカものはジョン氏の作品が多い。邦題と原題違いすぎ。
原題「アウト・オブ・アフリカ〜遥かなる旅路」
ロバートレッドフォードのかっこよさが残るだけ。
86年 プラトーン ベトナム反戦映画
1920年代アカデミー作品賞の「西部戦線異状なし」との比較すると面白い。
87年 ラストエンペラー
異色作品。中国ものでの初受賞。日本ものでの初受賞はいつだろう?
88年 レインマン
ホフマンの演技は最高だね。最近レインマンのような人を多く見かける。
89年 ドライビング MISS デイジー
ユダヤ人、老後問題。単調な映画。ユダヤにはクリスマスはないと怒っていた。
なぜ賞をとったかわからない。
1988年にオフ・ブロードウェイで上演されて評判となった。
1990年代
90年・ ダンス・ウィズ・ウルブズ
なんとも言えないさわやかな映画。この手の映画は好きだ。
ケヴィン・コスナー主演監督作品、彼の傑作「フィールド・オブ・ドリームス」の延長線にある映画に思える。
91年・ 羊たちの沈黙
スリラー映画が初受賞。この手の映画はみたくない。
92年・ 許されざる者
クリントイーストウッド主演監督作品。黒澤映画の継承者だと思う。日本の仕置き人のような物語。
いつか、この監督の総括をしたいと思っている。
93年・ シンドラーのリスト
ユダヤ人迫害。むごいね。悲しいね。
94年・ フォレスト・ガンプ/一期一会
「馬鹿と言う奴が馬鹿」ってセリフが良い。いい映画だ。
95年・ ブレイブハート
イギリスの歴史の勉強になった。178分は長い。
スコットランドをイングランドの圧政から開放した
英雄ウィリアムウォレスの物語。
領主が結婚した夫婦に対する「初夜権」の行使には驚いた。
目的は
スコットランドを統治する領主はイングランド人でスコットランドの血を絶やすため
イングランド人がスコットランドの領主になりたがらないので領主への楽しみとして
イングランドとの戦いでスコットランド兵が顔に塗りものをする。ラグビーで選手が顔に塗るのはスコットランドから来ているようだ?
主演のメル・ギブソンが監督をしてアカデミー監督賞
96年 ・ イングリッシュ・ペイシェント
長い映画。短くできるはず。
「撃墜王アフリカの星」の映画を思い出す。
97年 ・ タイタニック
200億円以上非常にお金がかかっている作品。
98年 ・ 恋におちたシェイクスピア
ロミオとジュリエットの作品ができるまでの話し。
これ実話ですか?
99年 ・ アメリカン・ビューティー
アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞(スペイシー)、撮影賞の主要5部門を受賞。
90年代作品でもっとも印象深い作品。
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